先日の夜勤中 たまたまTVでやっていた 3.11関連の番組を見ることがありました
鈴木京香さんが 震災で亡くなったり行方不明になっている方々に宛てた
家族などからの手紙を写真やインタビューなどと共に紹介する という番組
仕事をしながらなので じっくり見たわけではないけど
その中でも 当時6歳の妹を亡くされた女性が 成人式を迎えて
改めて 妹への想いを紹介されていた部分が印象的でした
あなたを忘れない
その女性は 震災から数年は自分もまだ幼く 妹が亡くなったことを
頭の中ではわかっていても 心では受け入れきれていなかったよう
今年 二十歳の成人式を迎える年齢になって
若者が震災の記憶を語る場で話をすることになり
震災で体験したことを 自分の言葉で正確に 伝えてたい
と 幼く記憶が曖昧なところを 母親と一緒にたどりながら言葉にしていく
当然 妹が発見された時のことも言葉にしていていました
若干20歳の女の子が それを言葉にして話す
幼い時に見たであろう光景を 幻ではなく現実として 眼で耳で刻んでいく
妹の最期のことなんかは ほんとに言葉にするのが辛かっただろうと思いました
インタビューの時に彼女が言っていた言葉が とても印象的でした
『震災も12年経って 「もういいんじゃない?」って声も聞き
でも そうじゃないよなって思って』
『お姉ちゃんとして 妹がいたってことを知ってもらいたい
無かったことにされたくない』
『悲しむだけの時は終わった
乗り越えられないけど ずっと向き合い続ける』
自分も心のどこかに ”もういいんじゃない?” って気持ちがあったので
結構 胸に刺さりました
sumikaと娘
”sumika” って知っていらしゃいますか?
真ん中の娘が好きなバンドです
先月 sumikaのメンバーの方が亡くなられたニュース ありましたよね
特にその人を推していたとかではないとは思うんですが
娘の落ち込みがすごく ご飯も風呂もトイレにでさえ来なかったので
親としてはちょっと心配になったほどです
詳しいことは知らないし 公表もされてないので
それに関して私がいうことは何もないのですが
ただ思うことは
人間の寿命は 自分自身で決めることはできない ということ
命は一人にひとつ 替えはありません
自分を含め 少なくとも私の周りの人たちは
今を大切に 生きてほしいです
最近仕事で起こったこと
私は介護の仕事をしているので なおさらなのかもしれませんが
こういう”人の生”的なことに ちょっと敏感なのかもしれません
私の仕事(介護福祉士)の話は こちら
最近も ちょうど私が夜勤の仕事中に 利用者さんを一人お見送りしました
私が 何気にお部屋に様子を見に行った時には
呼吸が止まってる状態だったので すぐに救急要請しました
救急車が来るまで 私たちで心肺蘇生(心臓マッサージ)をし
救急車が到着後 救急隊の方々も懸命に蘇生を試みられ
病院についてからも続けられましたが 願いは叶いませんでした
もともと 心臓に疾患のある方で 原因は心不全の増悪 ということでした
生きるということ 生きていくということ
介護の仕事をしている中で 何人かの利用者さんの人生の最期に立ち会ってきましたが
その度に 人間の生 ということについて考えさせられます
そうでなくても 私が関わっている利用者さんたちは
いつ ”お迎え” が来てもおかしくない方々ばかりです
そんな人生の先輩方を見ていると
自分は 自分の人生に後悔はしたくない と強く思います
先ほど書いた 3.11の番組の妹さんのお話のように
もしかしたら今の自分にも 明日という日が来ないことがあるかもしれない
でも いつその日が来ても 後悔だけはしたくない 絶対に!
今 50代も後半に差し掛かり 年齢を重ねるごとに その思いは強くなっています
生きるということ 生きていくということ
世の中いろんなことがあって 楽しいことばかりじゃない
ある国では いまだに戦争が起こっているし
病気、災害、食糧不足、環境問題・・・
不安な要素は挙げていけばキリがない
でも それも含めて 今ここに生きていることに感謝しながら
少なくとも 自分の人生には悔いのないようにしていきたいですね
”自分らしく生き抜く”
そんな人生になるよう 自分にできることはやり続けていきます
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